英国のシンフォニック・ロック・バンド、エニドの紙ジャケット・シリーズ第2弾が決定、3月21日にリリースされることになりました。彼らの作品は、昨年12月にオリジナル・アルバムをはじめとする全13タイトルが紙ジャケ化されていますが、今回はライヴ・アルバムや、レア音源を含むコンピレーションの数々が登場します。

　発売されるのは全部で4タイトル。その中には、『ザ・スタンド』の1984年版と85年版を2枚組にした『ザ・スタンド 1984＆1985』、デモや別ヴァージョン、未発表ライヴなどで構成されたコンピを2枚組に編集した『オルタナティヴ・ヒストリー』（98年）という、ファンクラブ用に制作された作品も含まれています。さらに、解散コンサートの模様を収めたライヴ盤『ファイナル・ノイズ』（写真・89年）、アルバム未収録曲満載のシングル・コンピ『アナーキー・オン・45』（96年）も発売当時は日本でほとんど流通しなかったレア盤だけに、非常に貴重な作品群と言えるでしょう。

　作品数の多いわりに謎も多いこのエニド。今回の紙ジャケは、それを紐解くのに一役買うのではないでしょうか？ プログレッシヴ・ロック・ファンの方々、お見逃しなく。