ジャズ・シーンのみならず人気を博す女性シンガー、ノラ・ジョーンズが映画界へ進出、『My Blueberry Nights』（写真：(C)Block2 PICTURE 2006）という作品でスクリーン・デビューを飾ることになりました。今作は、『ブエノスアイレス』（97年）や『2046』（2004年）などで知られる、ウォン・カーウァイの監督・脚本。ノラはいきなりの主演となり、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズといった豪華な面々が共演者として名を連ねています。

　この『My Blueberry Nights』、5月16日から開催される第60回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品され、オープニング作品として上映されることが決定。ノラ自身も同映画際に出席し、“レッド・カーペット・デビュー”を果たすとのことです。ちなみに、今作はカーウァイ監督が手掛けた初の英語による作品、さらに中国人監督の作品がカンヌでオープニング作となるのも初とのことで、ノラの初主演も含めて大いに注目を集めています。日本での公開は、東宝洋画系で2008年の予定。

　なお、ノラは最新作『ノット・トゥ・レイト』を引っ提げて全米ツアーの真最中。カンヌへ向かった後も、欧州ツアーや各国でのフェスティヴァル出演などが続きます。彼女の活動ともども、映画の方もご注目を。