アイク・ターナーは、ミシシッピ州クラークスデイル生まれ。1940年代末から自己のバンド“キングス・オブ・リズム”での活動を開始し、51年には当時のR&Bチャートで1位を記録した「Rocket 88」を制作。また、1950年代末には、ティナ・ターナーとめぐり合い、60年代から70年代にかけてアイク&ティナ・ターナーとして活躍。エキサイティング&エネルギッシュな夫婦R&Bデュオとして数々のヒット曲を生み出したものの、70年代末に2人が離婚したことでディオも解散となっています。その後は、さまざまな問題(薬物やティナによる家庭内暴力の暴露など)を抱えながらも、91年にはアイク&ティナ・ターナーとして“ロックの殿堂”入りを果たし、また2007年には、アルバム『Risin' With The Blues』(写真)がグラミー賞の“Best Traditional Blues Album”を受賞するなど、草創期のロックに大きな影響を与えたレジェンドの名に相応しい活躍をみせていました。心よりご冥福をお祈りします。