先ごろ日本でも発売された、日本のロック黎明期の研究本
『JAPROCKSAMPLER ジャップ・ロック・サンプラー -戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたか』(白夜書房/写真)が話題を呼んでいる、英国の鬼才ミュージシャン、
ジュリアン・コープ。これまで以上に注目が集まるなか、いよいよミュージシャンとして自身のソロ・アルバムをリリースすることが決定!
『Black Sheep』と題し、9月に発売します。
『You Gotta Problem With Me』(2007年)に続くソロ名義作で、『Return of the Native』と『Return of the Alternative』の2枚のディスクで構成されたCD2枚組作品となります。アルバム・タイトルとなった“Black Sheep”は「厄介もの」という意味を持つ言葉で、そういった“社会のはみ出しもの”をテーマにした、11曲の楽曲と1つの叙事詩からなる作品となっているようです。またサウンドは、メロトロン、パーカッション、オーボエ、シンセサイザーといった楽器と、ゴージャスなハーモニー・ヴォーカルが特色となっています。アルバムは英国にて9月8日発売予定です。
なお、“日本ロックの研究家”として名を馳せたジュリアン・コープですが、そのほか“新石器時代の巨石文化の研究家”としても知られており、彼が主宰する“巨石”総合ポータルサイト
“The Modern Antiquarian.com”もオープンしています。
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『Black Sheep』≪ディスク1:Return of the Native≫
01. Come The Revolution
02. It's Too Late To Turn Back Now
03. These Things I Know
04. Psychedelic Odin
05. Blood Sacrifice
06. The Shipwreck of St. Paul
≪ディスク2:Return of the Alternative≫
01. All The Blowing-Themselves-Up Motherfuckers (Will Realise The Minute They Die That They Were Suckers)
02. Feed My Rock'n'Roll
03. Dhimmi is Blue
04. The Black Sheep's Song
05. I Can Remember This Life