米国の知的ヘヴィ・メタル・バンド、クイーンズライク（Queensryche）がニュー・アルバムを発表！　カヴァー集『テイク・カヴァー』（2007年）に続く新作で、オリジナル・アルバムとしては『オペレーション：マインドクライム II』（2006年）以来のリリースとなります。

　『American Soldier』（写真）と題された新作は、“兵士の視点から見た戦争”をテーマとしたコンセプト・アルバム。なんでも、中心人物のジェフ・テイト（vo）が、過去数年にわたり、さまざまな兵役体験者のインタビューを読み構想を膨らませた作品らしく、第二次世界大戦から今日のイラク戦争まで、アメリカの戦争を最前線の見地から考察するアルバムとなっているようです。

　レコーディングは9ヵ月にわたり行なわれ、交戦地帯での戦い（「Middle Of Hell」）、犠牲（「The Killer」）、死（「If I Were King」)、故郷を恋しがる（「Remember Me」）など、戦争時の感情的および物理的なインパクトに染まった楽曲ほか全12曲を収録。発売は米Atco/Rhinoより米国にて3月31日を予定しています。

　バンドが『オペレーション：マインドクライム』シリーズに続いて放つコンセプト・アルバムであるだけに、大いに話題を集めそうな『American Soldier』。その仕上がりに期待しながら発売まで心待ちにしていましょう！