ザ・ポリフォニック・スプリー 2003/04/15掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
まるで怪しい宗教団体かのように、20名以上のメンバー全員が白装束を纏っている、デキサス出身の混声シンフォニック・ポップ・バンド
“ザ・ポリフォニック・スプリー”。すでに、今年のサマー・ソニックに参加することも発表されている彼らは、フレーミング・リップスやマーキュリー・レヴの陰に隠れてしまいがちであった、サイケ・ポップ・バンド“トリッピング・デイジー”の元メンバーであるティム・デラフターを中心に、ロック・バンド隊、管弦楽器隊、合唱隊など総勢20名以上で構成されたバンド(というか集団)。その時代錯誤な見た目もかなりトリップしている彼らですが、その浮世離れ度は、甘いドリーミーなシンフォニック・サウンドをバックに開催される、まるで“ミサ”のようなライヴでは、さらに加速気味。「彼らは言うまでもなく、正気ではないが、正気の沙汰でないほど素晴らしい」と英国メディアにて評されたり、デヴィッド・ボウイやパルプのジャーヴィス・コッカーが好んだように、地元米国よりも、むしろ英国で話題を集めた彼らですが、そんな彼らが海外ではすでにリリースしていたデビュー・アルバム『ザ・ビギニング・ステージズ・オブ・・・』(写真はUK盤)を、いよいよ6月11日に日本でもリリースすることになりました(WPCR-11582\2,520(税込))。しかも
日本盤にはボーナス・トラックが追加収録されるそうなので、まだ彼らの世界にトリップしたことがない方は、これを機にどうぞ。
なお、最新のインタビューなどによると、彼らは早くも新作のレコーディングを終了したらしく、今年中にはリリースする意向があるとのこと。こちらも、楽しみですね。