ティアーズ・フォー・フィアーズ 2003/05/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
金城武を起用したヴォルヴィックのCMに、「シャウト」「ルール・ザ・ワールド」と2曲続けてカヴァー曲が使用されている、
ティアーズ・フォー・フィアーズ(以下、TFF)。じゃあ、次は、大仏が回る奇妙なビデオ・クリップや、♪かーちゃん、ゆるして〜の空耳でもお馴染みの名曲「シーズ・オブ・ラヴ」のカヴァーなのかと、世のTFFファンは期待してしまうはずですが、そんなTFFファンの皆さんが、そんなこと以上に期待していたであろう“あの作品”がついに発売されることになりました。そうです、以前から、レコーディングが行われていることは報じられていた、
ローランド・オーザバルと
カート・スミスの2人よる、TFFの復活作のリリースがついに決定したのです!!
今秋にSACD化も噂されている名盤
『シーズ・オブ・ラヴ』(写真)を最後に、メイン・メンバーのひとり“カート・スミス”が脱退してしまい、その後、ローランド・オーザバルのソロ・ユニット化していたTFF。だが、ローランド・オーザバルがソロ名義のアルバム
『トムキャッツ・スクリーミング・アウトサイド』を発表した2001年頃に、再び2人揃ってレコーディングを開始し、すでに、「Call Me Mellow」「Who Killed Tangerine」「Closest Thing To Heaven」「Killing With Kindness」「Last Days On Earth」といった曲を完成させていた彼ら。あとは、新たに契約を結んだ“アリスタ・レコード”から、いつリリースされるのかの発表待ちであったのですが、
カート・スミスの公式HPにて先日発表されたことによれば、『Everybody Loves A Happy Ending』という名の復活作は、海外にて11月11日にリリースされることになったそうです。まだ、詳しいことは不明な点が多いものの、なんでも、この新作は「より多くのギターとオーケストラを基本としたサウンド」となっているそうなので、そういったことから推測すると『シーズ・オブ・ラヴ』の作風に近いのかも? まぁ、とにもかくにも、TFFファンならずとも、良質なポップ作品を好む方ならチェックしておいて、まず損はないと思うので、是非とも、要注目のほどを。どうか日本盤化されますように!!