2003/05/13掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
先頃発売された
『トップ・ギア・セッションズ』(写真)から、BBC音源アーカイヴ集リリースを開始した
ソフト・マシーン。再結成的に謳われている
ソフト・ワークスの
『アブラカダブラ』リリースに伴った来日(チケットは
UDOにて発売中!)も控え、ファンは嬉しいさなかにあります。そこへきて、何と! ソフツ初のトリビュート・アルバムがリリースされます!
タイトルからして
『トリビュート・トゥ・ソフト・マシーン』(MAR-03825)と名付けられた本作は、しかし、ただのトリビュートではありません。よくある「オムニバス・トリビュート」などではなく、ルイ・スクラヴィスやヴェランタン・クラストリエとの共演歴のある面々により構成されたフランスの先鋭ジャズ・アンサンブル、“POLYSONS”によるもの。しかも、驚くなかれ・・・・・・黄金期を支えたヒュー・ホッパーとエルトン・ディーンもそこに参加し、自ら「お墨付き」を与えているのです! そうして融合した面々は、ソフツ人脈を加えたことの証に、彼らは「ポリソフト(POLYSOFT)」と名乗り、69〜72年、一般的な黄金期の曲を聴かせてくれるのです。
その収録曲目は、以下の通り。
01.フェイスリフト・イントロ
02.フェイスリフト
03.クロー・アンド・パイレーツ
04.ゲゾルロイト
05.ビッグ
06.まだ見ぬ君へ
07.アズ・イフ
08.王と王女
09.スライトリー・オール・ザ・タイム
10.ノイゼット 1
11.バックワーズ
12.ノイゼット 2
おお・・・・・・この曲目だけで溜め息が出ますねぇ。しかも単なる「代表曲集」というわけでもない、ちょっと渋めの曲目なのも嬉しい。
その演奏は「原点を尊重しながらオリジナルな解釈を加え、さらに音を作った本人達による説得力が加わったもの」だそうです。もはやこれは、よくある「とりあえずトリビュート盤」の域を脱しているのは明らかでしょう! 気になるのは、まず見慣れない曲名「ビッグ」があること。もうひとつ、唯一のヴォーカル・トラック「まだ見ぬ君へ」のヴォーカルをどうするのか? なども注目です。
そんな目が離せない「ポリソフト」によるオフィシャル? セルフ? トリビュート盤は6/25に¥3,000(税込)で発売! 期待して待ちましょう!……ライヴなんてしないのかな?