2003/09/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
かつて、
坂本龍一作曲の映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ・ソング「メリー・クリスマス・Mr.ローレンス」に官能的なヴォーカルを添えた、元ジャパンのヴォーカリスト、
デヴィッド・シルヴィアン。美しい響きの奥底にある深い哀しみを、彼の歌声によりさらに奥深く表現した同曲のヴォーカル・ヴァージョン「禁じられた色彩」(写真はシングル)も、オリジナルのインストゥルメンタル曲と同様に、多くの人々に愛され続けてきた名曲であるのは誰しも疑いない事実だと思いますが、そんなこの“坂本龍一+デヴィッド・シルヴィアン”による黄金コンビが再び組んで放つ新曲
「World Citizen」が、10月8日にシングル(WPCL-10043\1,575(税込))としてリリースされることなりました。
どうやら、この新曲は“J-WAVE15周年記念テーマ曲”として制作されたものだそうで、
シルヴィアンの公式HPによれば、
1. World Citizen (I won’t be disappointed) (short version)
2. World Citizen (short version)
3. World Citizen (I won’t be disappointed) (long version)
4. World Citizen (long version)
5. World Citizen (Ryoji Ikeda remix)
といった曲が現在までのところ収録される予定とのこと。
また今作には、シルヴィアン自身が作詞・作曲を担当し、教授とシルヴィアンが共同プロデュースしたオリジナルの「World Citizen」に加えて、教授とシルヴィアンの両名が作詞・作曲に名を連ねているばかりか、なんとあの細野晴臣と高橋幸宏のユニット
“Sketch Show”までもがサウンド・プログラミングとして教授と共に名を連ねている、同曲の別ヴァージョン「World Citizen (I won’t be disappointed)」も収録される予定。教授とSketch Showの共演というと、9月25日リリース予定のコンピレーション・アルバム
『audio sponge 1』にて“HUMAN AUDIO SPONGE”という名で3名が共演していることがすでに話題となっていますが、今回はそれに加えてシルヴィアンの官能ヴォーカルまでもがプラスされるわけなので、これはかなりの方が興奮してしまう逸品となるのはまず間違いないはず。とにかく期待高し作品ですので、是非とも皆様も要チェックのほどを!