2003/10/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
CDショップでは、DVDがCDの売上げを上回ったりする程、DVDはずいぶんと身近な存在になりましたが、まだまだDVDになっていない名作もゴロゴロしています。そんな中、なんとも嬉しいリリースニュース! フランスはパリ出身(写真は生粋のパリジェンヌ、フランスギャルです。)の名匠、
フィリップ・ド・ブロカの1967年の異色作にして最高傑作
『まぼろしの市街戦』が11月22日にDVDで出ます!(KKDS-86 \5,040(税込)) こういった古いカルトムービーはレンタルビデオチェーンでも、ゆっくりと確実に姿を消して行きますので、この手の作品こそ、DVDで持っておきたい逸品では!?
舞台は第一次大戦中のフランスの小さな村。その村に仕掛けられた爆弾の撤去を命じられた英軍の兵士が村に着くと、そこには普通の人間は誰もいなく、精神病院から抜け出した患者達が溢れているわけです。そして英兵士は、村に溢れた奇人達と一緒になって、ままごとのような一夜の寸劇をやらかすわけですが、この狂人達の生き生きとしたキャラクターと鮮やかなコスチュームが本当、素晴らしいんですよね! ユニークな戦争風刺映画でありながら、現実味の無いファンタジックな世界と、ヴィジュアルイメージの鮮烈さが、一度観たら、脳裏に焼き付いてしまう、ワン&オンリーな秀作なんです!! 未見の方はこれを機にぜひご覧下さいね!
見所はたくさんありますが、劇中の中の劇中で、黄色いドレスを着たお姫様?を演じた見目麗しき女優
ジュヌヴィエーブ・ビジョルドが、とにかくキュートで素敵! 終始笑顔なのが印象的なのです。彼女は80年代でも『チューズ・ミー』とか『モダーンズ』といったアラン・ルドルフ監督のアメリカ映画でも、実に印象的な役柄を演じていますが、やはりこの『まぼろしの市街戦』の頃は溌剌として可愛いです!
今回のDVDは映像特典にオリジナル予告編、封入特典に特性リーフレットが付いてると言う事で、ファンとしては申し分無い1枚になってます。廃盤になる前に必ずゲットしておきましょう!!