2003/11/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
先日劇場公開された、
クエンティン・タランティーノ監督の最新作『キル・ビル』において、
ユマ・サーマン演じる女エージェント“ザ・ブライド”が身に纏っている黄色のスーツの元ネタといえば、あの
ブルース・リーが『死亡遊戯』(写真はオリジナル・サウンドトラック)にて着用していたスーツであるのは、皆さんもご存知のとおり。そんな分かり易いオマージュをしてしまうだけあって、タランティーノも大ファンであるブルース・リーのことは、もちろん彼以外にも、世界中の人々に、没後30年を経てもなお、絶大な人気があるのは言わずも知れたことだと思いますが、そんなブルース・リーのことを尊敬して止まない、日本の人々が集まった
トリビュート・アルバムが、なんと、12月21日にリリースされることになった模様なのです(CRCP-40050\2,800(税込))。
今作は、ブルース・リーの映画には欠かせない迫力のあるテーマ曲や劇中曲などを、日本の様々なミュージシャンがカヴァーした作品となるそうで、その参加アーティストには、
SUGIZO、DRAGON、Jin、
Mellowhead、Lida(
サイコ・ル・シェイム)などが現在までのところ予定されています。なお、彼らがカヴァーするのは、名作『燃えよドラゴン』のテーマソングなどのサウンドトラック収録曲となる模様ですよ。
ちなみに今作は、日本人で唯一、ブルース・リー=ジークンドー・シニア・インストラクターであり、またダン・イノサントが公認するジークンドー組織「IUMA日本藩国術館」の代表・中村頼永氏などが全面協力した作品となる模様。なんでも、道場でのジークンドー(ブルース・リーが創設した格闘技のスタイル)の訓練に実際に使用される計画もあるそうですよ。最近は多種多様なトリビュート・アルバムがリリースされていますが、今回のように“格闘技”方面をトリビュートするのは、きっとこれが始めてだと思うので、そういった意味でも貴重な作品かも? 格闘技好きの方は是非とも要チェックのほどを!