アート・オブ・ノイズ 2003/11/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのリマスター盤といい、
ジュリア・ロバーツ主演の映画『モナリザ・スマイル』のサントラといい、なんだか最近は、彼にまつわる新作情報がやたらと続いているような気がしてならない、プロデューサー“トレヴァー・ホーン”。そんな状況に、やはり彼は“時代を創る側の人物”なのかと思ってしまう今日この頃なのですが、そんななか、その彼がかつて大いに絡んだ“あのグループ”の幻の作品が新たにボーナスDVD付のリマスター盤として11月24日(US)に復刻されることになった模様です。
そのグループとは、当時はまだ一般でなかったサンプリング技術を導入して、その大胆なカット・コラージュで人々を大いに驚かせた、彼が主宰したレーベル“ZTT”の影の象徴
“アート・オブ・ノイズ”のことで、今回復刻されるのは、その彼らの正真正銘のデビュー作『Into Battle With Art Of Noise』。この『Into Battle〜』は、その後リリースされ、彼らの名を一躍世界に広めたデビュー・フル・アルバム『誰がアート・オブ・ノイズを・・・』の前年(83年)にリリースされた9曲入りのミニ・アルバムで、現在では入手困難となっている、かなりレア度高めの作品。そんな本作が今回、新たにボーナス・トラックを2曲加えたうえに、さらに4曲入りのDVD(たぶんPV)までもが付属されてリマスター化されることになったそうなのだから、これはかつての時代を知るものにとっては、かなりの朗報のはず。なお、その収録予定曲は下記のとおりです。
【CD】
(01) Battle
(02) Beat Box
(03) Army Now
(04) Donna
(05) Moments In Love
(06) Bright Noise
(07) Flesh In Armour
(08) Comes & Goes
(09) Moment In Love
(10) Close Up *ボーナス・トラック
(11) Close Up (Hop) *ボーナス・トラック
【DVD】
・Moments In Love
・Beat Box Pop Promo
・Close To The Edit (Version 2)
・Metaforce
また、これとは別に、来年1月19日には、『誰がアート・オブ・ノイズを・・・』収録曲に12インチ発表曲までもを加えた、ZTT在籍時代のベスト盤
『ダフト』(写真)と、『Reconstructed』のハイブリッドSACDがUSにてリリースされる予定とのこと。こちらもファンならお忘れなく!