スロッビング・グリッスル 2003/11/18掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
今年7月にお伝えしたように、来年5月に行なう自ら主宰するイベント内にてまさかの再結成をすることになった、“インダストリアル”という言葉を生んだ伝説のバンド
“スロッビング・グリッスル”(写真は名盤『20 Jazz Funk Greats』)。伝説の動く姿を、今再び、この目で見れるとは誰しも思っていなかっただけに、この朗報には驚いた方も多かったのではないかと思いますが、そんな彼らが昨年本国UKにてリリースしていた、CD24枚組(!)という脅威的な内容のボックス・セット『24 Hours of Throbbing Gristle』の続編と言える、CD10枚組のボックス・セット
『TG+ - A DELUXE BOXED CD EDITION』が来年1月26日にUKにてリリースされることになりました。
今回も、彼らが設立した“インダストリアル・レーベル”の設立25周年を記念して発売された『24 Hours of〜』同様に、それぞれCDには、約60分ほどのライヴ・トラックなどが収録される予定となっており、80〜81年にかけてUKやUSなどで行なわれたライヴ音源が中心となる模様です。前作『24 Hours of〜』はその名のとおり、全てを聴くのに24時間掛かる、かなり聴くのにも勇気の要る作品でしたが、今回もそれには負けるものの、すべて聴き終えるまで計10時間を要するボリューム感があるので、かなりのお腹一杯な作品といえるはず。たしかに、再結成ライヴを見に行こうと考えているような熱心なファン向けのコア・アイテムかと思いますが、ロックの可能性を広げた存在である彼らの軌跡を振り返るのは、ロック・ファンにとっては重要なことかと思うので、ロックの歴史に興味ある方は要チェックをしてみてはいかがでしょうか?