2004/06/08掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
これは奇蹟! イギリスのダブ・マスター、
エイドリアン・シャーウッドを中心に、
スリッツのアリ、
ポップ・グループの
マーク・スチュワート、
PILの
キース・レヴィン、CREATION REBELなど、当時の先鋭ミュージシャンが集まったプロジェクトとして知られる、
ニュー・エイジ・ステッパーズの幻のアルバム『ファウンデーション・ステッパーズ』が紙ジャケット仕様にて復刻されます!
本作は、カテゴリーを遥かに越えた高き革新性を持ったグループであったニュー・エイジ・ステッパーズが83年に発表した3rdアルバムにしてラスト・アルバム。これまで、エイドリアン・シャーウッド主催レーベル“ON-U Sound”のなかで唯一CD化されておらず、アナログ盤のみでしか聴けなかったため、ファンの間では“幻の作品”と言われていたもの。しかも、今回の復刻では、新たにエイドリアン・シャーウッド自身によるデジタル・リマスタリングが施されているそうで、さらに未発表音源(!)が2曲も追加収録される模様です。
日本盤(BRC-97\2,500(税込))のリリースは7月17日を予定。なお、同日には、当時19歳だった
ネナ・チェリーも参加した2ndアルバム『アクション・バトルフィールド』の最新リマスター盤が、これまた紙ジャケット仕様盤にてリリースされる予定(BRC-96\2,500(税込))。こちらも未発表音源2曲が追加収録される予定です。
ニュー・エイジ・ステッパーズといえば、ポスト・パンクをダブと絡ませて語る際には避けては通れない歴史的名盤『ニュー・エイジ・ステッパーズ』(写真)の印象が強烈なため、他の作品に光が当たることは少ないですが、とはいえ、より聴き易くなった2nd『アクション・バトルフィールド』は初めての方にはオススメな作品ですし、3rd『ファウンデーション・ステッパーズ』にはグループの代表曲である「Some Love」が収録されているので、その古さを感じさせないモダンなセンスが凄い、実験的な色彩の強いダブ・サウンドは必聴もの。これは絶対に買わないと!