ザ・ブルー・ナイル 2004/06/28掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ストイックな叙情性を秘めたイマジネーションをかき立てる音で、心にゆとりと潤いを与えてくれたグラスゴー出身のバンド、
ザ・ブルー・ナイル。20年以上の活動歴を誇るバンドであるものの、これまで発表したオリジナル作品は、83年発表のデビュー作『A WALK ACROSS THE ROOFTOPS』、2nd
『ハッツ』(89年作・写真)、3rd
『ピース・アット・ラスト』(96年)のたった3枚しかないという、恐ろしく長きインターバルを必要とする彼ら。そんな彼らが、前作から約8年という月日が経過した今、ついにニュー・アルバムを引っさげてシーンに帰ってくることになった模様です!
レコーディング自体は、エンジニアに起用したお馴染みのカラム・マルコムが所有するスタジオで数年前から行なわれていたという本作。現在までのところ『High』という名で8月30日(UK)にリリースされる予定です。
ロビー・ロバートソンも惚れたヴォーカリスト、ポール・ブキャナンの程よく抑制が効いた歌声と、シンセによるオーケストレーションとの絶妙なバランスで、人々を大いに感動させた彼ら。時代の流行りすたりとはまったく無縁な、エヴァーグリーンな音楽を求める方は是非とも一聴のほどを。