2004/07/09掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
『妄想代理人』『千年女優』といった
今 敏監督作品の音楽を手掛け、また自身のソロ活動においては、太陽光等の自然エネルギーのみで音楽制作を行なうプロジェクトも進行中である、日本が世界に誇るマッド・サイエンティスト、
平沢進。その彼が“培養”として現在活動を休止させているテクノ・ユニットといえば
“P-MODEL”のことですが、そのP-MODELがかつてポリドールに残した2枚のアルバムが、新たに《2 in 1》作品となって復刻されることになったそうです!
今回復刻されるのは、88年に一旦活動休止となったP-MODELが、新生P-MODELとして“解凍”され発表した、92年作『P-MODEL』と93年作『ビッグ・ボディ』の2作品。共に廃盤・製造中止状態になっていただけに、この復刻はファンには嬉しいところ。
『ゴールデン☆ベスト P-MODEL「P-MODEL」&「big body」』(UPCY-6022 \1,980(税込))と題されたアルバムは9月8日に発売される予定です。
●『P-MODEL』(92年作・写真)
平沢進自身が「テクノをやろうと作った」と語っているように、歌とエレキ・ギター以外は電子音というエレクトロなロック・アルバム。初期の典型的なテクノ・ポップ・サウンドに後期の実験的な要素をちりばめた、まさにタイトルが象徴する内容。
(01) SPEED TUBE
(02) 2D OR NOT 2D
(03) STONE AGE!
(04) WIRE SELF
(05) CLEAR
(06) VISTA
(07) GRID
(08) LAB=01
(09) ERROR OF UNIVERSE
(10) GO AMIGO
(11) PSYCHOID
●『ビッグ・ボディ』(93年作)
『人間以上』というSF小説をモチーフとした、人類とコンピュータの融合をテーマとしたコンセプト・アルバム。サウンドは前作とほほ同じスタイルだが、平沢進のソロ作で培った手法も統合されている。
(12) CLUSTER
(13) CHEVRON
(14) BIIIG EYE
(15) BIG FOOT
(16) 時間等曲率漏斗館へようこそ
(17) JOURNEY THROUGH YOUR BODY
(18) 幼形成熟BOX
(19) BURNING BRAIN
(20) BINARY GHOST
(21) HOMO GESTALT