大貫妙子 2004/12/17掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ブレッド&バターや
小坂忠といった70年代から活躍している大御所が新作を発表してくれた2004年でしたが、来年はさらに次の山が動きます! 2月16日に
大貫妙子(写真)が、約3年ぶりとなる新作
『One Fine Day』(TOCT-25602 \3,200(税込))をリリース!
明快でシンプルなタイトルからして気合いの感じられる今作ですが、ほとんどの曲を、バンド形式でリハーサルを重ね、“一発録り”したとのこと。70年代当時は当たり前だったともいえるシンプルな手法だけに、原点回帰的なものが感じられます。気になる参加ミュージシャンですが、気心が知れているであろう
ティン・パン・アレー人脈の林立夫を筆頭に、沖山優二、
沼澤尚、前作『note』では楽曲提供もしている
山弦のお二人などなど、いつもながらに名手がズラリ! さらに大貫妙子と交流の深いファビアン・レザ・パネや
鳥山雄司など、ジャズ系のミュージシャンも顔を揃えています。
(収録曲)
01.船出
02.The Blank Paper
03.One Fine Day With You
04.Hiver
05.Hello,Goodbye
06.Time To Go
07.Deja vu
08.春の手紙(2005 version)
09.Voyage
10.A Kiss From The Sun
通算25枚目(!)となる本作。ファンの方なら、収録曲を見てまず気になるのは「春の手紙(2005 version)」でしょう。
片岡鶴太郎主演の連続ドラマ『家裁の人』のテーマ曲として、多くの人が泣き濡れた名曲です。オリジナル版は
小林武史が編曲を担当し、低音の弦を生かしたアレンジによる代表的な名演に数えられていますが、今回のアルバムは森俊之、山弦、千住明など多彩なアレンジャーが参加していますので、どんなアレンジになっているかとても楽しみですね!
なお来年1月20日発売の『CDジャーナル』2月号より、本作のリリースを記念して、3号連続で大貫さんご本人が登場、ゲストを迎えておくる特別対談が決定しています! 毎回違ったゲストが登場し、大貫さんとともに“音楽の魅力”という大きなテーマを探る興味深い企画。第1回は
birdが登場、音楽の“魂(スピリッツ/ソウル)”をテーマに語っていただきます! 2回目、3回目のゲストもお楽しみに!!