2005/03/11掲載(Last Update:08/07/07 15:51)
NHK-FMの看板番組として、1978年11月〜2001年3月にわたって続いた『クロスオーバーイレブン』。更けゆく夜にオンエアされ、
津嘉山正種の落ち着いた大人の魅力たっぷりのナレーションと、聴き込んでもよし、聴き流してもよしという上質かつアダルト・オリエンテッドな選曲。そこにしびれてファンとなったリスナーが多く存在するこの番組をCD化したシリーズが登場することに!
レコード会社を横断するシリーズとなるこちら、まず3月24日にお目見えするのは、ソニー・ミュージック編
『クロスオーバー・イレブン〜タイム・アフター・タイム〜』(SICP-759 \2,520(税込))、ビクターエンタテインメント編
『クロスオーバーイレブン〜イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー〜』(VICP-63007 \2,520(税込))の2タイトル。収録曲は
ボビー・コールドウェルなどのAORをはじめ、ジャズでは
マイルス・デイヴィス(写真はソニー編の「タイム・アフター・タイム」を収録した
『ユア・アンダー・アレスト』)や
ビル・エヴァンス、
チェット・ベイカーなどジャンルを超えたもので、どれも酸いも甘いも知った大人がリラックスして聴けるナイスなセレクトに涙。さらに津嘉山氏のナレーションもこの盤の仕様にあわせて新録。
スガ シカオもファンだったという同番組、往年のファンはもちろんのこと、“オトナ”というものを知りたい方もこの盤がきっとその扉となること請け合い。必聴です!