デビュー当時“再結成したビートルズの覆面バンド”と噂されるほど、そのドラマチックかつシンフォニックな音世界が後期ビートルズを彷彿させていたカナダ出身の3人組、クラトゥ（写真は1stと2ndのカップリング作『クラトゥ+ホープ』）。そのポップで華麗なメロディに多くのポップ・ファンが心奪われたかと思いますが、な、なんと、その彼らが23年ぶり(！)にオリジナル・メンバーで再結成することになったそうです。

　なんでも、地元カナダ・トロントにて5月開催予定のクラトゥのファン・イベント“Klaatu Kon”の最終日（5月7日）に、オリジナル・メンバーであった、ジョン・ウォロシャク（John Woloschuk）、ディー・ロング（Dee Long）、テリー・ドレーパー（Terry Draper）の3人が23年ぶりに集う予定とのこと。当日はアコースティック・ライヴなどの開催が予定されています。

　またオリジナル・メンバーであった3人は現在、クラトゥのアンソロジー・アルバム『Sun Set:1973-1981』を制作中。アルバムには、デモ、アウトテイク、ライヴなどのレア音源が多数収録される模様です。リリースはカナダにて5月7日を予定しています。

　今後、活動をともにするのかはまだ不明ではありますが、ニッチ・ポップ・ファンなら夢が膨らむ出来事なのは確かなはず！　ニッチ・ポップ・ファンの願いが届くことを祈るばかりですよね？