アル・クーパー 2005/04/12掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
2003年の初来日公演という快挙が話題となったロック・レジェンド、
アル・クーパー(写真は日本企画によるアル・クーパー・ワールドの粋を集めた
『フリー・ソウル〜クラシック・オブ・アル・クーパー』)。なんとアル・クーパーからニュー・アルバムが7月20日予定でリリースされることに! 1982年の『Championship Wrestling』、1994年の『Rekooperation』といったように、80年代〜今まで、寡作だったアルの久しぶりの本格的ソロ作品で、今までに書きためていたもののなかから選曲された模様。タイトルは『Black Coffee』(品番、価格未定)となる予定で、
スモーキー・ロビンソン作で
テンプテーションズで知られるナンバー「GET READY」、
ブッカーT&MG'Sの不朽のインスト名曲「GREEN ONIONS」といったカヴァー曲を含む全15曲を収録する予定。さらに、ライナーノーツには、60年代の
ローリング・ストーンズのマネジャー兼プロデューサーだったアンドリュー・オールダムが文章を寄せており、どんな話を披露してくれるのかも楽しみです。
1965年
ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」でのオルガン・プレイを皮切りに、ホワイト・ブルースの先駆けとなった
ブルース・プロジェクトへの参加、また
マイク・ブルームフィールドや
スティーヴン・スティルスを招いたジャム・セッションの名盤
『スーパー・セッション(原題:Super Session)』の発表、
ブラッド・スウェット&ティアーズや
レーナード・スキナードを世に知らしめたこと、そしてなんといっても赤裸々な歌に心打たれるシンガー・ソングライターとしての活躍……と60〜70'sのロック・シーンにおいて、その功績は語り尽くせないアル。そんなアルの新作、早く聴きたいものです!