荒木健太 2005/04/13掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
メーカーによってパソコンの規格がバラバラだった80年代初期に、アスキーとマイクロソフトの共同開発による初の統一規格パソコンとして1983年に発表された、8ビットパソコン「MSX」。そのアイディアは歓迎されて多くのメーカーから対応ハードが発売され、全世界で累計400万台以上のセールスを記録。発表から20周年を迎えたのを機に
『MSX MAGAZINE 永久保存版』が発刊されるなど、現在もなお多くのファンを持つMSXですが、そのMSX一台のみを使って制作されたという驚異的なアルバムがリリースされることに!
リリースされるのは、現在のシーンにおいてもMSX一台のみで全楽曲を作り上げるのは彼一人という、まさにオンリーワンなアーティスト、
araki kenta(荒木健太)のアルバム
『MSX TYPHOON』(360R-31 \1,995(税込)/写真)。これまでにもMSX一台で、東京、名古屋、長野、沖縄などでライヴ活動も繰り広げていたそうで、その彼が長年にわたって奏でてきたMSX COMPUTER MUSIC全20曲がアルバムには収録される予定です。アルファベットと数字の打ち込みのみで組み立られたレトロでキッチュなピコピコ・サウンドは、懐かしくも新鮮! “ゲームトロニカ”とでも呼びたくなるその8ビットのエレクトロニカ・サウンドは、ラップトップ・ミュージックに聴き飽きてしまったという方にもオススメです! リリースは4月20日を予定していますので、皆さんもご注目を!