“ジーザス＆メリー・チェインの再来”とまで呼ばれた轟音ギター・サウンドで人々を魅了した、米国西海岸の“黒い衝撃”ことブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ。2000年に『ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ登場（原題：B.R.M.C.）』(写真)でデビューを飾り、2003年には『テイク・ゼム・オン、オン・ユア・オウン』を発表と、そのロックの妖しさをまき散らしたかのような練られた楽曲が高い評価を得ていましたが、昨年にこれまで所属していたヴァージン・レーベルから早くも離脱。新たに米国ではRCAと、ヨーロッパではEchoと契約を結び、前作から約2年ぶりとなるニュー・アルバム『Howl』をついにリリースします！

　昨年夏、ドラマーのニック・ジャゴーが個人的な理由からバンドを脱退するというハプニングがあったため、レコーディングはドラマー不在のまま行われたそうで、その影響からか、ヴァージン時代とは多少違った印象を受ける作風へとなった模様。バンドのフロントマンであるロバート・ターナーが、ジョニー・キャッシュ、ボブ・ディランなどを新作のキーワードに挙げているように、轟音ギターだけでなく、様々なサウンド・アプローチを試みた作品へとなっている模様です。リリースは米国にて8月22日を予定しており、また先行シングルとして「Shuffle Your Feet」を8月8日(米)リリース予定。黒い衝撃、三度なるか、期待です！　なお、脱退していたニック・ジャゴーですが、現在はバンドに復帰したそうです。