ある日突然、首都・東京の上空に正体不明の巨大な“雲”が発生、通信・電波・交通などあらゆる連絡手段が途絶されてしまい、いったい中で何が起きているのか想像すらできない状況になってしまう。首都機能は完全にマヒし、国家中枢を完全に失ってしまった日本。経済は？政治は？そして、中の人々はどうなってしまったのか？ 未曾有のパニックに陥った日本の混迷を描いた、小松左京原作の和製パニック映画『首都消失』が、ついにDVD作品として発売されます！（写真はオリジナル・サウンドトラック）
　原作は1985年に日本SF大賞を受賞した小松左京のSF小説。監督を『人間革命』の舛田利雄が、特撮監督を『ゴジラ(1984)』の中野昭慶がそれぞれ担当し、また主演には、渡瀬恒彦、名取裕子、山下真司、丹波哲郎、夏八木勲などそうそうたるメンバーが脇を固め、1987年1月より劇場公開。出演者が懸命に中に向かって「新宿！新宿御苑！」と叫ぶシーンなど、いまだ語られることも多い和製SF映画の金字塔作品です。

　今回のDVD化にあたり、テレシネを行なったデジタルリマスターを使用。また、小松左京寄稿文、小松左京と舛田利雄の対談、中野昭慶インタビューなどを掲載した特製ブックレット（8P）も付属される予定です。DVD『首都消失（デジタル・リマスター）』(PCBE-51848 ?3,990(税込))は12月7日に発売が予定されています。

●DVD『首都消失（デジタル・リマスター）』(PCBE-51848 ?3,990(税込)

監督：舛田利雄
製作：徳間康快／村上七郎
原作：小松左京
脚本：山浦弘靖／舛田利雄
撮影：飯村雅彦
特撮監督：中野昭慶
音楽：モーリス・ジャール

出演：渡瀬恒彦、名取裕子、山下真司、大滝秀治、石野陽子、丹波哲郎、夏八木勲