昨年12月にシングル
「春夏秋冬」でデビューを果たし、同曲は全国42のFM局でパワープレイされ“女性歌手史上最多パワープレイ獲得記録”を更新した、シンガー・ソングライターの
NIKIIE(ニキー)。その彼女が、「代々木ゼミナール」CMソングとしてオンエア中の2ndシングル
「HIDE&SEEK」に続き、早くも3rdシングル「紫陽花」(あじさい)をリリースします!
この「紫陽花」は、デビュー前からあたためていた作品で、NIKIIEのキラー・チューンとして本来、5月25日にCDでの発売が予定されていましたが、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、形態、時期、価格を見直し、すべて“無料”でのリリースに。4月20日より、日本コロムビアが契約する携帯着うた(R)サイト、iTunes Storeに代表されるPC配信サイトでそれぞれ無料で配信がスタートし(6月30日まで実施予定)、5月25日からは、今回のリリース主旨に賛同したCDショップでの無料配布も行なう予定とのこと。配布CDショップの詳細や、ダウンロード可能な音楽サイトについては、オフィシャル・サイト(
http://nikiie.com/)にて随時情報が発表されます。なお4月1日からは無料配信に先駆け、オフィシャル・サイトにて楽曲の一部が試聴可能に。
NIKIIE自身が、今回被災した茨城県北部の出身ということもあり、“ミュージシャンとして今の自分に何ができるか”と考え、今回の決断へ至ったとか。NIKIIEは、「<紫陽花>は“貴方に初めて手紙書きます”という歌詞から始まります。何かを伝えたいと願うだけでなく、ちゃんと思いを真っすぐに伝えられる人になりたい。そんな気持ちを忘れないように手紙を書くように書いた曲です。思いを言葉にするということ。言葉が思いを繋いでいくということ。そして思いはその言葉以上だということ。そのことを私は音楽を通して人と出会う中で知ることができました。今この時、音楽を通して私は何ができるか、私は何を伝えることができるか、本当に悩みました。真剣に考えました。悩んで考えて沢山の話し合いをして、大切にあたためてきた<紫陽花>を今回このような形でリリースすることに決めました。一人のミュージシャンとして、一人の人間として私の歌や行動はあまりにも非力かも知れませんが、かけがえのない大切な人を想い歌うこの歌がほんの一握りでも希望や夢、勇気や光を生む力になってくれればと思っています」とコメント。
そして、NIKIIEが所属するレーベル、日本コロムビア株式会社理事・コロムビアジャパン制作第1部部長の五十嵐寿也氏は、このリリースの主旨について「この度の震災につきましては、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。非常に社会不安の強い今の時期に、<紫陽花>のようなピュアな“想いを伝えること”の大切さを歌った楽曲を、あえて“無料”という形をとることで、多くの人々に届けられる可能性が増えるなら、それは音楽を通して表現に向かう人間の行動のひとつだと思い、このような形態でリリースしようとなりました。実際に悲しみの中にいる方に音楽がどれだけの力を持っているかは計りかねますが、日本中で、いや、もっと広い場所で人の悲しみを想像し、痛んでいる優しい心を癒し、また束ねる一助になればと考えています。携帯電話さえあれば、何かのきっかけでこの楽曲の存在を知り、低電力でそれをダウンロードして聴いていただくことで、少しでも心の情緒を回復し、思いやりを共有できればと思います」と語っています。