西本智実と、彼女が芸術監督兼首席指揮者を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラが、ヴァチカン国際音楽祭に正式に招かれました。アジアのオーケストラとしては、はじめての出演になります。
ヴァチカン国際音楽祭は、サン・ピエトロ大聖堂をはじめとするヴァチカン領内およびローマ市内のヴァチカン直轄のキリスト教礼拝施設を会場に、毎年秋に開催されている音楽祭。2002年、ヨハネ・パウロ2世の在位中に第1回が催され、今年で第12回目を数えます。
第1回から毎年のようにホスト・オーケストラとしてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が招かれており、ほかにも世界に名だたるオーケストラが多数出演しています。
このような聖地で音楽を演奏して神に捧げるという音楽祭は他に例がなく、とくにサン・ピエトロ大聖堂といったカトリックの総本山と、世界最高レベルの音楽とのコラボレートは見事で、これまで多くの観客から大喝采を得てきました。
今年は、アルゼンチン出身の新たな教皇、フランチェスコ1世のもとではじめて開催されます。
そして、この音楽祭参加のため新たにイルミナート合唱団が結成されることになりました(期間限定の特別編成)。ともに音楽の力を信じ、感動を分かち合う仲間を広く募集します。詳細は、2013年ヴァチカン国際音楽祭日本実行委員会の公式ホームページをご覧ください。
西本智実指揮するイルミナートフィルハーモニーオーケストラは、11月9日にサン・パオロ大聖堂、11月10日にサン・ピエトロ大聖堂にてコンサートを行ないます。鑑賞ツアーも組まれるとのこと。一生の思い出に残るコンサート体験になることでしょう。
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2013年 ヴァチカン国際音楽祭日本実行委員会 公式ホームページwww.arzart.jp写真提供:2013年ヴァチカン国際音楽祭日本実行委員会