脚光を浴びるイスラエル・ジャズ・シーンから新たな才能が登場しました。イスラエル出身で現在はニューヨークを拠点に活動するサックス奏者、
オデッド・ツール(Oded Tzur)が、同じくイスラエル出身で日本でも注目を集めている若手ピアニストの
シャイ・マエストロ、ギリシャ出身のベーシスト、ペトロス・グランパニス、そしてシャイのレギュラー・トリオをはじめ、イスラエル・ジャズ・コミュニティで精力的に活躍するドラマー、
ジヴ・ラヴィッツとのカルテットで、デビュー・アルバム
『ライク・ア・グレート・リヴァー』(MZCE-1319 2,400円 + 税)を8月5日(水)にリリースします。
オデッドはさまざまな音楽を吸収するなかで、即興音楽を追求し、やがてインド古典音楽へと傾向。2007年、ロッテルダム・ワールド・ミュージック・アカデミーで、インド音楽を学び、独自のテクニックとスタイルを体得しました。“AMPIS”(A Middle Path In Saxophone)と呼ばれるジャンルをマスターし、ヨーロッパ各国の音楽学校でレクチャーを行なうなど指導者として活躍した後、2011年に渡米。2012年、ニューヨークでオデッド・ツール・カルテットを結成しました。
東西の呪縛から解き放たれたオデッド・ツール・カルテットの奏でる音楽はクール、クワイエット、そしてエキゾチック。イスラエル・ジャズの新たな伝説となる注目の存在です。