ジョシュア・サフディは、「8年ほど前、ぼくらは音楽に、あるいはONEOHTRIX POINT NEVERその人に興味を持った。ぼくはいつもDan(Daniel Lopatin)の音楽(特に初期の頃の)を、まだ作ってもいない映画のサウンドトラックとして想像していた。『GOOD TIME』でのコラボレーションから、それを取り巻く対話を通じて、ぼくらは深い友情と、もちろんこの色鮮やかでこの世のものとは思えないようなスコアを手に入れた。制作の前にDanとはコンセプトのことでよく話し合った。それがカンヌで花開くことになるとは……まるでハイレゾ・ファンタジーだね」とコメント。
ONEOHTRIX POINT NEVERは、「ぼくはワクワクしながら、ミッドタウンにある兄弟のオフィスを訪ねた。そこには彼らが好きなものが何でもあって、まるで聖地みたいだった。巨大な『AKIRA』のポスターと『King of New York』が並んでたよ。2人はぼくに、特殊な映画に取りかかるつもりだと言った。ぼくから見たサフディ兄弟は、非常に特異なことに取り組みながらも、伝統を尊重する監督だ。ジム・ジャームッシュやクエンティン・タランティーノ、レオス・カラックスといった監督を思い浮かべても、彼らは映画の歴史を愛するがゆえに映画製作そのものから遠ざかりがちだが、いずれにせよあの独特の個性を失うことはない。ぼくらに共通しているのは、傷ついてボロボロになったものに対する愛着と敬意だ。たぶんぼくらは今現在の歴史を守りたいという衝動を感じていると思う。昔の、ではなく。ぼくら自身の言葉でだ」と語っています。
[収録曲] 01. Good Time 02. Bail Bonds 03. 6th Floor 04. Hospital Escape / Access-A-Ride 05. Ray Wakes Up 06. Entry To White Castle 07. Flashback 08. Adventurers 09. Romance Apocalypse 10. The Acid Hits 11. Leaving The Park 12. Connie 13. The Pure And The Damned 14. The Beatdown