精力的に活動を続けるジャズ・ピアニスト、小曽根 真の新作は、自身が率いるビッグバンド“No Name Horses”のスタンダード集『バック・アット・ザ・クラブ（仮）』（UCCJ-2088 税込み3,000円）。7月27日の発売です。

　エリック宮城、中川 英二郎など日本が世界に誇る一流ミュージシャンを擁するNo Name Horsesは、2004年に小曽根がプロデュースした伊藤君子のアルバムに参加するために結成。そのレコーディングのためのバンドでしたが、手ごたえを感じた小曽根は継続を決心し、2006年にファースト・アルバム『No Name Horses』、2008年に『II』、2009年には小曽根真フィーチャリングNo Name Horsesの名義で『Jungle』と3枚のアルバムを発表し、高い評価を得てきました。

　これまでレコーディングしてきたのはオリジナル・ナンバーでしたが、新作は全編スタンダード。カウント・ベイシー、バディ・リッチ、サド・ジョーンズなどの演奏で知られる名曲が、ビッグバンドのサウンドで再びよみがえります。

　また、小曽根 真＆フレンズ『リヴ＆レッツ・リヴ〜ラヴ・フォー・ジャパン（仮）』（UCCJ-2089 税込み3,000円）も同時発売。こちらは、東日本大震災で被害を受けた人たちを支援するためのチャリティ・アルバムです。小曽根の呼びかけにチック・コリア、ゲイリー・バートン、ブランフォード・マルサリス、クリスチャン・マクブライドほか世界中のミュージシャンたちが集結。佐藤 可士和がアート・ディレクターを務めています。