イギリスがほこる“歌のファースト・レディ”今年80歳を迎えるシンガー、
ペトゥラ・クラーク(Petula Clark)。60年代に「恋のダウンタウン」の世界的ヒットで一世を風靡し日本でも人気を博した彼女、15年ぶりのニュー・アルバム
『ぺトゥラ』を発表しました。
本作には、彼女の長年の友人でもある
シャルル・アズナヴールから、フランス・モータウン所属の黒人ソウル・シンガー、
ベン・ロンクル・ソウルといった大御所だけでなく、ジョイス・ジョナサンやマニ・ホフマンとのデュエットもあり。
また、ソングライター陣にはシャルル・アズナヴール、
ミシェル・ルグラン、ジョン・ウィリアムス、
アダモ、バンジャマン・ビオレ、ベン・ロンクル・ソウル(ベン・アンクル・ソウル)と、バラエティに富んだキャストが揃っています。
音楽業界の宝ともいえるペトゥラは次の世代にも注目、期待しているようで、最新のインタビューの中では、「若い世代で注目しているシンガーは、誰もが彼女に恋をしているけど……
アデル。恐らくイギリスで最も早く、彼女の歌を聴いた人間のひとりだと思うわ、私が。今、イギリスからは素晴らしいシンガーがたくさん出てきている。その中でも一番だったのは
エイミー・ワインハウスでしょうけれども。ソングライターなら……まさに今、制作中の英語のアルバムのため、毎日のように、いいソングライターはいないかと探している真っ最中なのよ」と語っています。
ペトゥラはまた、新たな世代と共演したアルバムも制作中! 「数曲のカヴァーを含め、レコーディングを終えたのはまだ3曲だけ。そのうちの1曲は
ジョン・レノンの<イマジン>よ。というのも、ジョンと
ヨーコにはずいぶん昔になるけれど、モントリオールで会ったことがあるの。ジョンは私のことを“お気に入りの女性シンガーだ”と発言してくれたこともあるらしくて……そんな風に、カヴァー曲には私にまつわるエピソードがあるものばかり。あとは当然、新曲よ」とのことで、「日本には一度も行ったことがないので、私のファンがいてくれるだなんて思ったこともなかったのよ。だから信じられないけれど、とても嬉しいし、ぜひ日本に行ってみたいわ」とコメント。初の来日公演の実現も期待できそう!(Photo By Clement Schneider)