今年結成30周年、過去4回のグラミー賞ノミネート経験のある米シアトルのメタル・バンド、
クイーンズライク(Queensryche)が12枚目となるスタジオ・アルバム
『デディケイティッド・トゥー・ケイオス』(WPCR-14130 税込2,580円)を6月22日にリリースします。
元メンバーのケリー・グレイ(
Dokken、
Nevermore)をプロデューサーに迎えた本作は、ヴォーカルのジェフ・テイトが「我々の12枚目のアルバムは、今我々が持ちうる能力と現代テクノロジーを使って音楽的実験を行ってみた。是非、ヘッドフォンで聞いて欲しい」と語る、意欲作となっている模様。
多くの作曲はベースのエディ・ジャクソンとドラムのスコット・ロッケンフィールドが提供。スコットが「新作ではドラム・パートに映画音楽の要素やサウンド・エフェクトを多く取り入れた」とも語っていることから、戦争をテーマにした前作
『アメリカン・ソルジャー』のようなコンセプト・アルバムではなく、彼らが持つ卓越した技術で今、出来うる限りの音楽の実験を行なっていると言えそうです。
またヴォーカルのジェフは、「21年前にリリースした
『エンパイア』の未来盤のようなものだ、非常に聴きやすいものになっている」とも語っています。リード・シングル「ゲット・スターティッド」は楽曲自体の印象はシンプルなハード・ロックであり、軽快なメロディにジェフ・テイトの伸びやかなハイトーン・ヴォーカルが絡みあったナンバー。結成30周年を迎えてなお、新たなチャレンジを続ける彼から目が離せません!