今年3月にリリースされた通算15枚目のオリジナル・アルバム『コラプス・イントゥ・ナウ』が各地で絶賛されている
R.E.M.。7月には、彼らの転機作となった通算4枚目のアルバム
『Lifes Rich Pageant』が発売25周年を記念した2枚組デラックス・エディションでリイシューされることになりました。
『Lifes Rich Pageant』は、86年にリリースされたR.E.M.の4thアルバム。それまで「モゴモゴしすぎていて何を歌っているのかさっぱりわからない!」と言われていた
マイケル・スタイプのヴォーカルが、本作のプロデューサー、ドン・ゲーマンの「そんなんじゃダメだ!」という一喝によって、「ちゃんと聴き取れる」ようになった転機作。また、「Begin The Begin」や「Fall On Me」「Cuyahoga」「I Believe」など、現在でも高い人気を誇る名曲が満載されたキャリアを代表する一枚となっています。
25周年エディションでは、オリジナル収録の全12曲をリマスター。そして「The Athens Demos」と名づけられたディスク2には、86年3月に拠点であるジョージア州アセンズのジョン・キーン・スタジオで録音されたデモ音源19曲を収録。ここでは、『Lifes Rich Pageant』に収録されている楽曲の初期ヴァージョンが聴けるほか、もともと本作には収録されずにそれぞれ別の機会にリリースされた「Bad Day」「Rotary Ten」「Two Steps Onward」「All The Right Friends」などのデモ、そしていままでに公式でのリリースがなかった「Wait」のデモ音源までが収められています。
後のオルタナティヴ・ロック隆盛を導いた80年代USインディを代表する一枚。ファンならずとも注目です!
またR.E.M.の25周年記念盤シリーズは、すでに1st『Murmur』、2nd『Reckoning』、3rd『Fables Of The Reconstruction』がそれぞれ豪華仕様で発売中。こちらもお見逃しなく。