2018年で活動開始50周年を迎えるフォーク・グループ、
六文銭が約9年ぶりとなるオリジナル・アルバムを今秋「ベルウッド・レコード」からリリースすることを発表しました。その内容についてメンバーの
小室 等曰く「“六文銭”流の切り口で異議申し立てをする、“六文銭”流のプロテストソングになるだろう」とコメントしています。
1968年に結成された六文銭はメンバー・チェンジを経て、“新六文銭”(1973年〜)、“まるで六文銭のように”(2000年〜)、“六文銭'09”(2009年〜)と、名義を変えながらも活動を続け、毎年6月6日に行ってきた〈恒例!六ノ日ライブ!〉を今年も東京・東中野 space cafe ポレポレ坐で開催。今秋リリースを予定しているアルバム制作を機に、名義を活動開始当初の“六文銭”に統一することも明らかにしています。
「新六文銭」は番外として、「六文銭」は1971年以来現在まで、楽曲作りに関しては小室と及川が牽引。小室、及川と“出発の歌”メンバーの四角佳子、“出発の歌”生まれのこむろゆいで再結成され<六文銭という音の場>が復活、2009年フォーライフ・レコードから“おとのば”をリリースしたのだが、今回、古巣ベルウッド・レコードより、秋のリリースが決定した。
コンセプトは、小室が谷川俊太郎さんと組んで昨秋フォーライフ・レコードよりリリースした「プロテストソング2」とコンセプトは逸にするが、小室、谷川コンビとはまた別の、「恒例!六ノ日ライブ!」でも一部を披露したが、「六文銭」ではおなじみの劇作家別役実さんの劇中歌を含め、「六文銭」流の切り口で異議申し立てをする、「六文銭」流のプロテストソングになるだろう。60年代、社会に抗議の意思表示を示した若者たちの気持ちを胸に秘めて。――小室 等