障がいの有無や国籍の違いに関わらず誰でも無料で利用することが出来る“居場所”、日雇い労働者の街・大阪市西成区釜ヶ崎で38年にわたり活動を続ける「こどもの里」。ここに集う子どもたちと大人たちの姿を約7年にわたり追いかけたドキュメンタリー映画『さとにきたらええやん』が6月より東京・ポレポレ東中野で公開されます(全国順次公開)。
学校帰りに遊びに来る子、一時的に宿泊する子、さまざまな事情から親元を離れている子……さらには親や大人たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら在り続ける地域の貴重な集い場、三角公園前「こどもの里」。本作はこの「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着し、抱える“しんどさ”と向き合いながら共に生きる姿を記録しています。監督は、ボランティアとして「こどもの里」に通い始めてから取材し、初監督作品として本作を完成させた大阪在住の重江良樹。音楽は、釜ヶ崎が生んだヒップホップ・アーティストであり、自身が在籍する「昭和レコード」レーベルメイトの
般若、
ZORNと配信シングル「HUNGRY」
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を発表したばかりの
SHINGO★西成が手がけています。