シンガー・ソングライターの
杉 真理が、東京・渋谷のライヴ・ハウス「多作」で行なわれた山口大学・福屋利信教授の公開講座にゲスト出演!
福屋教授は、リヴァプール、ロンドン、ハンブルグといった都市が主人公のユニークな音楽本『ビートルズ都市論』(幻冬舎新書)を上梓したばかりで、この日は同書の出版記念の公開講座。福屋先生の普段の授業と同様、ステージにかかったスクリーンにはさまざまなデータや写真や映像が映し出され、
ビートルズと彼らが育った都市をテンポよく、かつアカデミックに解説していく様は、ライヴ・ハウスなのに大学の教室にいるよう。集まったビートルズ・ファンをも唸らせる名調子!
続いて2部には杉 真理がアコースティック・ギター1本を携え登場。杉といえば
BOXや
Piccadilly Circusといったビートルズ・サウンドを意識したバンドを結成するほどのビートル・マニア。第1部の福屋先生に負けじと、ギターをつま弾きながらビートルズ・サウンドの秘密を講義調のトークで対抗。
オノ・ヨーコとの共演のエピソードなどを披露しながら「オール・マイ・ラヴィング」や「ミッシェル」といったビートルズ・ソングを次々に演奏。アウェーな環境の中、
ポール・マッカートニーが作曲した
ピーター&ゴードン「愛なき世界」といったマニアックな選曲で、会場を納得させ、続いて「昨日(11月3日)、リリースされたばかりの
竹内まりやのシングル、あれってボクが作ったんです……」と恥ずかしそうに紹介した
「ウイスキーが、お好きでしょ」を歌った頃には、すっかり会場をは彼のペースに。
アンコールでは「キャント・バイ・ミー・ラヴ」を全員で合唱し、全11曲のミニ・ビートルズ・ライヴは終了。ビートルズ関連の講演と、カバー・ライブという二本立ては大人をも満足させる一夜になったのでは!