イングランド産らしいポップ・センスに裏打ちされた、ていねいなソングライティングと多彩なアレンジ・ワークで人気を博した、英国オックスフォード出身のバンド、
スーパーグラス(Supergrass)がバンド解散を発表! 6月に行なわれるファイナル・ツアーを最後に17年間の活動に終止符を打ちます。
スーパーグラスは、ギャズ・クームス(vo、g)、ダニー・ゴフィー(ds)、ミック・クイン(b)の3人によって1993年に結成。翌94年にシングル「コート・バイ・ザ・ファズ」でデビューを飾り、95年には彼らの代表曲でもある「オールライト」を含む1stアルバム
『アイ・シュッド・ココ』(写真)を発表。キャッチーでみずみずしい楽曲を、若さを武器にした弾けるようなギター・バンド・サウンドに乗せ、ブリット・ポップ・ブームを盛り立てます。以後も順調にリリースを重ね、2002年にはロブ・クームス(key)を正式メンバーに迎え、正統派ブリティッシュ・ポップ・バンドとして王道を歩んでいました。なお、バンドは2009年より『Release The Drones』と呼ばれる新作アルバムを制作中とされていました。
声明によれば「音楽的な違いにより、別の道を歩むことになった」とのこと。ファイナル・ツアーはグラスゴー、マンチェスター、ロンドンをまわり、最終日は6月11日のフランス・パリ公演となる予定です。
なお、ギャズとダニーは、
ナイジェル・ゴドリッチをサポートに迎えたプロジェクト、
ザ・ホットラッツをすでに始動させています。メンバーそれぞれの今後の動向に注目していましょう!
<Supergrass>
●6/8 Glasgow, Scotland - Barrowland
●6/9 Manchester, England - Academy
●6/10 London, England - O2 Brixton Academy
●6/11 Paris, France - La Cigalle