2011年にオフ・ブロードウェイで上演された舞台〈Carson McCullers Talks About Love〉でカーソン・マッカラーズを演じたヴェガ。〈ドラマ・デスク・アワード〉にもノミネートされたこの舞台は、カーソンが生まれ育ったアメリカ南部の政治と人種差別への反感から10代前半でニューヨークに移り、文学で名を成すまでを追ったストーリー。10代の頃からカーソンに心酔してきたヴェガは、この舞台をきっかにアルバムの制作を決意。シンガー・ソングライターのダンカン・シェイクと共に8曲を書き下ろしているほか、ジャズ・ミュージシャンのマイケル・ジェフリー・スティーヴンスとも2曲を共作しています。アルバムのプロデューサーは、デヴィッド・ボウイのバンドでギタリストを務め、ヴェガの前作『ペンタクルの女王の物語』も手がけたゲリー・レオナルド。