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“白ジャケ”TVアニメ『トリトン』の再演奏劇伴レコードがCD化

鈴木宏昌   2014/04/16 15:45掲載
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“白ジャケ”TVアニメ『トリトン』の再演奏劇伴レコードがCD化
 1972年、原作・手塚治虫、監督・富野由悠季(『機動戦士ガンダム』)、プロデューサー・西崎義展(『宇宙戦艦ヤマト』)という豪華布陣で制作されたTVアニメ『トリトン』。当時としては珍しく番組のためのファンクラブ“トリトン・ファンクラブ”が結成されるなど、大人から子供まで多くを魅了したこの作品。音楽は、ジャズ・ピアニストの鈴木宏昌が手がけ、江藤 勲石川 晶日野元彦が参加。ジャズ・ロックをベースとしたそのサウンドは高い評価をほこります(近年では、MUROがMIX CDに収録したことでも注目されました)。

 そして1978年、“セリフや効果音のかぶらない『トリトン』の劇伴が聴きたい!”というファンの要望に応え、作曲者の鈴木が自らのバンド(コルゲンバンド)で再演奏、自主制作で5,000枚のみリリースしたレコードが、遂にCD化。5月7日(水)に発売されることが決定しました。

 オリジナルの劇伴を、できるだけアレンジを加えずに、当時のスコアに基づいて演奏しようというコンセプトで、当時のメンバーが多数参加、ミキサーもオリジナル劇伴録音時と同じというこだわりようで、主題歌「海のトリトン」(Go!Go!トリトン)のニュー・アレンジも収録。

 オリジナルのレコード・ジャケットは白一色に“トリトン”の文字をエンボス加工しただけの仕様(通称“白ジャケ”)。今回のCDアルバムはエンボス仕様ではありませんが、極力、雰囲気を再現しているとか。ブックレットにはLPのオリジナル・ライナー・ノーツに掲載されたメンバー紹介やトリトンファンクラブ有志による楽曲解説も再掲。プロデューサー、椙山由美の最新インタビューも掲載されています。
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