今年デビュー25周年を迎える
高岡早紀が、4月27日(土)に公開となる主演映画『モンスター』のエンディング曲「君待てども〜I'm waiting for you〜」を歌手として21年ぶりにレコーディング。その歌声を披露しています。
映画『モンスター』(監督:
大九明子)は、『永遠の0』『海賊とよばれた男』など良作を連発する人気作家・
百田尚樹の著書の中でも、最も衝撃的な内容となっている同名のベストセラー小説が原作。――幼少期から周囲にバケモノ呼ばわりされた主人公・和子(高岡早紀)は、ある事件を起こして町を追われ、移り住んだ東京で整形手術に目覚める。完璧な美貌を手に入れた和子は、あるひとりの男に会うために、かつて自分を虐げた町へ、名前を“未帆”と変えて舞い戻る――。過去への報復と、ただひとり、優しかった人への純愛を描いた和子(未帆)の衝撃の半生を演じ切った高岡自身が歌うエンディング曲は、ラスト・シーンの余韻を、よりいっそう深いものに。
なお、「君待てども」は、1948年(昭和23年)に
平野愛子が歌った、戦後を代表するヒット曲。後に渡米して日本人初のアカデミー賞(助演女優賞)を受賞したジャズ・シンガーの
ナンシー梅木は、1950年に「君待てども」の英語ヴァージョン「アイム・ウェイティング・フォー・ユー」を録音。今回の高岡のカヴァーは、この日本語 / 英語ヴァージョンをメドレーで歌唱したジャズ・テイストあふれるスペシャル・ヴァージョンとなっています。
演奏は世界的なジャズ・ピアニストの
山下洋輔。高岡とは幼少時からの親交がありますが、共演はこれが初めて。息の合ったセッションで、レコーディング本番はわずか3テイクでOKとなったとか。しかも、一切の編集なしでのノーカット音源がそのまま採用されています。
(C)2013「モンスター」製作委員会