新作映画『ゼロの未来』が5月16日(土)より全国公開となる巨匠、
テリー・ギリアム監督が約5年ぶりに来日、東京・恵比寿「YEBISU GARDEN CINEMA」にて来日記者会見&特別オープニング・セレモニーへ登場。監督の大ファンを公言するお笑いコンビ・
爆笑問題(
太田 光 /
田中裕二)とも再開を果たしました。
爆笑問題と約5年ぶりの再会を果たしたギリアム監督は、満面の笑みを浮かべて大暴走。この日の衣裳の作務衣は爆笑・太田から教わったそうで、「今では作務衣コレクターだよ」と上機嫌に自慢するものの、「前に会った時に太田さんは僕に“日本でスティーヴン・スピルバーグ監督よりも有名にしてやる”と約束してくれたよね?」などと詰め寄る一幕も。すると太田も、「俺もどうやって宣伝していいのかわからない。アカデミー賞をとってから来てくれよ! そういう事が大事。日本アカデミー賞を狙うか?」と親しいがゆえの舌戦を繰り広げる。
さらにステージでは御年74歳のギリアム監督と爆笑問題が、ゼロの目盛を目指す前屈対決、ゼロカロリーを当てるテイスティング対決、ゼロで止めるストップウォッチ対決と「“ゼロ”三番勝負」を実施。
前屈対決では、スタートと共に太田とギリアム監督が目盛の描かれたパネルを蹴り合い(太田「モンティ・パイソンをやっているようで嬉しい」)、田中とのテイスティングでは、答え合わせの瞬間にギリアム監督が答えのパネルを明かしてしまい「芸風が太田と同じ!」と田中もタジタジ。最後のストップウォッチ対決では、太田と抱きあい、互いの下半身を掴み合ったりと大騒ぎ。ピンマイクを手に喋るギリアム監督の姿に、田中は「若手芸人か!」と突っ込み。
なお、今回の『ゼロの未来』について、「哲学と数学と精神と、難しいところが凝縮されている。ギリアム監督は“生きる意味”を色々なアプローチで探っているけれど、まだ答えは出ていない。だからこそこの先も楽しみ」(太田)、「監督の優しさが溢れている映画。最終的には人間の深い心理がわかってきて感動する」(田中)と、爆笑問題は絶賛。
太田は「君の映画の企画はどうしたの?」とギリアム監督に聞かれると、「書いても、書いても企画が通らない。アメリカの映画会社に紹介してよ」とおねだり。するとギリアム監督からは「映画ビジネスはワンチャンスだけ。一度失敗したらダメだよ」と厳しい言葉が飛び出したものの、太田は「お前は何度も失敗しているだろ!」とツッコミ。映画製作において過去に様々なトラブルに見舞われてきたギリアム監督は、的を射た太田の言葉に思わず爆笑。
この日はYEBISU GARDEN CINEMAが本作の公開メイン館になるに伴い、特別オープニング・セレモニーも実施。ギリアム監督のポートレートを3人で仲良く壁に飾る……場面でも、ギリアム監督は好奇心旺盛なパワーを発揮し、爆笑問題を圧倒していました。
(C)2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.