1978年のメジャー・デビュー後、数多くのヒット曲をおくり出し“ニュー・ウェーヴ版トップ40マシーン”と呼ばれ、革新的なミュージック・ビデオも大きな話題となった、80年代初頭のミュージック・シーンを代表するバンド、
カーズ(The Cars)。88年に突如解散した後、何度も再結成の話は上がったものの、メンバーの
ベンジャミン・オール(b、vo)の死去という事件もあり、中心メンバーだった
リック・オケイセックは頑なに拒み続けていました。
しかし2010年、書き溜めた曲を整理するうちに突如「カーズのメンバーでこの曲を録音してみたら……」と思い立ったリック・オケイセックが中心となり、ベンジャミン・オールを除くオリジナル・メンバー4人で活動を再開。カーズ一流のメロディ・センスはそのままに、バンドは新たな一歩を踏み出した! リック・オケイセックは「これは単なる再会ではない。結合だ」と語っています。さらに、その“一歩”の証として、6作目『ドア・トゥ・ドア』(1987年)以来の24年ぶりのニュー・アルバムとなる
『ムーヴ・ライク・ディス』を5月18日にリリース!
このニュー・アルバムのプロデューサーは、
U2、
R.E.M.、
スノウ・パトロール、
ブロック・パーティー、
ザ・ハイヴス、
ウィーザーなど幅広いアーティストたちと仕事をしてきた
ジャックナイフ・リー。ジャックナイフ・リーは今回のプロデュースについて、「カーズは常に先を行く音を持っていたが、それこそ僕たちが守ろうと思っていたものだ。締まっていて、張りつめていて、余計なものがそぎ落とされた音。数日後、曲が一つになっていき、まさにカーズのサウンドになったのだ!」「僕にとって最高のレコーディングの一つとなった。カーズと『ムーヴ・ライク・ディス』には、新しいバンドにはほとんどないような新鮮さと明確さがある。これはかなり特別なものだ」と熱いコメントを寄せています。
今回、アルバムのリード・トラックとなっている「サッド・ソング」のミュージック・ビデオをカーズの
レーベル・サイトで公開中。また、ジャックナイフ・リーによるプロデューサー・ノートも公開されていますので、ぜひチェックを。