『スティッキー・フィンガーズ』『メイン・ストリートのならず者』『女たち』『刺青の男』など、
ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が70年代以降に残した名盤が、世界に先駆けて日本でSACD化されることが決定しました。これは、ユニバーサルミュージックが中心となって展開しているSA-CD 〜SHM仕様〜シリーズの一環で、5月26日の『スティッキー・フィンガーズ』を皮切りに順次リリースされていくとのこと。
シングルレイヤー方式やSHM素材を採用するなどして究極の音質を目指したSA-CD 〜SHM仕様〜は、日本国内のみの生産ながら、アメリカの代表的なオンライン・オーディオ・マガジン『Positive Feedback』から表彰を受けるなど、世界中のオーディオ・ファンから注目を受けているシリーズ。マスターはUKオリジナルのアナログ・テープから直接DSD化されたものが使用される予定で、その際にはイコライジングやコンプレッションなどの味付けは用いず、当時のLPそのままの音を再現する“フラット・トランスファー”という手法が採用されます。現行リマスターCDのメリハリのあるブライトな音質とは一味異なる、柔らかでアナログライクなサウンドが聴けるのでは。
ストーンズはまた、同じくローリング・ストーンズ・レーベル時代のシングル45枚をまとめたBOXセット
『シングル・ボックス 1971-2006』も4月13日にリリースされますが、そちらの内容 / 仕様も決定しており、70年代中期にストーンズが7'シングルに使用していた意匠を再現したボックスに、英米でコマーシャル・リリースされた45枚のシングルをセット(発売当時のオリジナル・アートワークを復刻、発売当時にアートワークの付いていなかったタイトルについてはボックスと同じデザインを施したペーパースリーヴ仕様)。各ディスクには、オリジナル・アルバム未収録曲、オルタネイト・ヴァージョン、ライヴ・ヴァージョン、リミックス・ヴァージョンなど、当時英米でリリースされた各種形態のB面曲をほぼ漏らさず収録し、レアなグループ・ショット、メモラビリア、元ベーシストであるビル・ワイマンの最新インタビューを含む32ページ / ハードカバー英文ブックレットが封入。英文ライナー訳、歌詞対訳、詳細なリリース・データに加え、全ての日本盤7'シングルのジャケットを掲載した、168Pダイカットカバー日本語ブックレット(写真)も付属してあり、シリアル・ナンバー付きの完全初回限定盤となります。