東京交響楽団が2016年度の創立70周年を記念し、音楽監督
ジョナサン・ノット(Jonathan Nott)とのヨーロッパ・ツアー〈創立70周年記念 ヨーロッパ公演〜復興・交流・未来のために〜〉を10月20日(木)〜27日(木)にかけて実施。全公演が招待を受けて(※現地のホール、またはプレセンターの主催)の演奏会となっており、5ヵ国5都市で広く国際交流を図ります。
2011年の東日本大震災では、東京交響楽団の本拠地ミューザ川崎シンフォニーホールが多大なる被害を受けました。その大震災から5年、国内外からの励ましと支援を得て、15年振りとなるヨーロッパ公演が実現。本公演では、オーストリア・ウィーン楽友協会ホールやポーランド・ブロツワフ(2016年欧州文化首都)での国際音楽フォーラムなど、世界最高峰の舞台で成果を披露するとともに、復興の一つのシンボルとして国内外で広くその存在感を示します。
東京交響楽団は本公演に、楽団の数々の歴史的初演曲の中から2016年に没後20年を迎えた
武満 徹の「弦楽のためのレクイエム」、日本の版画にインスパイアされた
ドビュッシーが作曲した交響詩「海」、中欧の代表的作曲家である
ベートーヴェンと
ブラームス、東欧を代表する
ショスタコーヴィチと、日本の趣を大切にしながらもノット&東京交響楽団らしい大胆かつ幅広い曲目で挑みます。ソリストには国際的ヴァイオリニストである
イザベル・ファウスト(Isabelle Faust)が迎えられます。