40年もの間に200以上のヒット作を生み出してきた、歴史に名が燦然と輝くアーティスト兼プロデューサーの鬼才4人、
トレヴァー・ホーン(
バグルス、
イエス)、ロル・クレーム(
10cc、
ゴドレイ&クレーム)、ステーヴ・リプソン、アッシュ・ソーンが結成した超豪華新バンド“プロデューサーズ”(Producers)が、8月5日(日)、6日(月)にビルボード東京で初来日公演を行ないます。また、彼らのデビュー・アルバム『メイド・イン・ベイシング・ストリート』が10月24日に日本盤がリリースされることが決定しました!
(写真 / 左からロル・クレーム、ステーヴ・リプソン、アッシュ・ソーン、トレヴァー・ホーン)
トレヴァー・ホーンは、バグルス、イエス、
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドから
t.A.T.uまでを手がける、英国が誇る伝説的プロデューサー。ロル・クレームは10cc、ゴドレイ&クレイムの元メンバーでありながら、ミュージック・ビデオのディレクターとして時代を彩った芸術的な作品(
ポリスの「見つめていたい」、
ハービー・ハンコック「ロック・イット」他)を数多く世に送り出した天才。スティーヴ・リプトンはトレヴァーの右腕としてZTTレコーズを支え、
ザ・ローリング・ストーンズや
ポール・マッカートニーなど数多くの歴史的な作品に関わった人物。アッシュ・ソーンは元
デラミトリ、
スクイーズのメンバーで、近年は
アデル、
シーロー・グリーン、
ジェイムス・モリソンなどを手がけるイギリスで最も多作なドラマーの一人。この4人の英国音楽必殺仕事人たちが結成したのが、“プロデューサーズ”なのです。
10ccのファンだったトレヴァー、そしてトレヴァーの右腕であり、ゴドレイ&クレームの1985年の「Cry」でロルとも仕事を共にしていたスティーヴ。さらに、ロルとトレヴァーは
アート・オブ・ノイズのメンバーであり、そして、全員がアッシュとも仕事を共にしたことがあり……と、このような経緯があり、4人で「近くのバーでライヴでもやってみようよ」という展開からこのプロジェクトが始動。
ライヴはスタジオの近くのバー“バーフライ”で行なわれ、そのままアルバム制作へ話が大きく進んだそうです。が、そこは妥協を許さない者たちの集まり。2006年以降、レコーディングを重ねるものの、「本当に完成したといえるのか?」というプロデューサーならではの永遠のジレンマからを抱え、2007年のリリースが一旦延期に。その後、なんと5年もの月日を費やし、ようやく完成したのが本作なのです。
アルバム・タイトル『メイド・イン・ベイシング・ストリート』は、ビートルズにおける『アビイ・ロード』のごとく、レコーディングが行なわれた伝説的なSARM STUDIOがあるノッティング・ヒルの“ベイシング・ストリート”にちなんで名付けられました。本作は、彼らがこれまでに生み出してきた名作の数々のような、英国最良の音楽のエッセンスをぎっしり詰めこんだ玉手箱と言えるもの。なお、10月24日に発売予定の日本盤には6曲がボーナストラックとして収録されることが決定しています。
また、アルバム発売に先駆けて8月5日、6日にビルボードライブ東京にて初来日公演も決定。今回のライヴは『メイド・イン・ベイシング・ストリート』からの新曲だけでなく、各メンバーにゆかりのある数々のヒット曲(バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」、イエスの「ロンリー・ハート」、トレヴァー・ホーンのプロデュース作品から
グレイス・ジョーンズの「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」、フランキー・ゴーズ・ハリウッド、10ccからt.A.T.uまで)を演奏予定とのこと! 彼らの輝かしいキャリアを集約したスペシャルなステージとなりそうです。