ジャズ・ピアニストの上原ひろみが、チック・コリアとの共演作『デュエット』に続く新作を発表します。『ビヨンド・スタンダード』（写真）というタイトルで、5月28日の発売予定です。今作は、2007年の『タイム・コントロール』に続くHiromi's Sonicbloomとしてのアルバムであり、彼女にとっては初のスタンダード集。とはいえ、「キャラヴァン」「朝日の如くさわやかに」などのジャズ・スタンダード以外に、ジェフ・ベックの「レッド・ブーツ」、坂本九の「上を向いて歩こう」、自身の「XYZ」をセルフ・カヴァーした「XYG」といった楽曲も披露するなど、個性的な選曲になっています。脇を固めるのは、『タイム・コントロール』同様にトニー・グレイ（b）、マーティン・ヴァリホラ（ds）、デヴィッド・フュージンスキー（g）の3人。なお、今作は通常盤（UCCT-1197 税込2,500円）とともにDVD付き限定盤（UCCT-9007 税込2,800円）もリリースになり、そのDVDには「タイム・ディファレンス」と「ディープ・イントゥ・ザ・ナイト」の2曲が収録されることになっています。