今年でデビュー5年目を迎え、5枚目のオリジナル・アルバム
『展覧会の絵』(UCCY-1069 3,000円 + 税)を9月14日(水)にリリースしたピアニストの
牛田智大。10月16日には17才の誕生日を迎え、アルバムの発売を記念したスペシャル・イベント〈Happy 17th birthday!〉を都内で開催しました。
12才でCDデビューを果たし、現在は高校生となった牛田。デビュー時は1オクターブ(8音の音程)がやっと届く小かった手は10音まで届くようになり、143cmだった身長も今では174cmに。
大変な難曲として知られるアルバムのメイン曲「展覧会の絵」を、10代で録音した日本人は牛田が初。「昔は聴いていると寝てしまうほどに興味が薄かった」という「展覧会の絵」の「涙するほど素敵な魅力」に高校生になって気づいた牛田は、勉強することを決心。アルバム『展覧会の絵』は、「僕だけの表現で、かつての自分のように曲を聴いて寝ちゃうような人にも良い曲だ、と楽しんでもらえるような演奏ができたら」との思いを込めて臨んだ作品となっており、複数の版が存在する「展覧会の絵」を、ロシア人の先生とのレッスンを通じて最終的に牛田だけのオリジナル版(牛田智大ヴァージョン)としてレコーディングしています。
イベントでは12才のCDデビュー時から現在を振り返り、「あっという間でした。デビュー5年目、色々なことがあったけれども、全部一生懸命突っ走ってきました。たくさんのことを学んだし、色んな発見がありました。やってきたことは一つひとつ全部鮮明に憶えています。会場に来ているお客さまの顔も(何度も来てくださってる方は)覚えています」とコメント。
大好きなインコが乗ったグランドピアノ型の特製バースデー・ケーキが登場した時には、思わず大きな歓声を上げる一幕も。ファンからの抱えきれないほどのプレゼントと温かい声援をもらいながら、集まったファンに「今日は本当にありがとうございました。特別な日にファンの皆様と共に過ごせたことを嬉しく思います。これから色々な作品にチャレンジしていきたい。僕自身も変わっていくし、周りの環境も変わっていくと思うけれど、17才を新しい区切りの年として、気持ちも新たに頑張っていこうと思います。最高の舞台、最高の音楽を届けたい――これからもどうぞ宜しくお願いいたします」と謝辞を述べたほか、協奏曲レパートリーの増強や編曲などへの挑戦といった今後の展望も語りました。
「自分がさわると機械が壊れるほどの機械オンチ」と照れ笑いする牛田は、17才の新しい試みとして2017年3月31日(金)までの期間限定でFacebook(
www.facebook.com/tomoharu.ushida.ja)も開設しています。