YouTubeから人気に火がついたピアニスト、
ヴァレンティーナ・リシッツァ(Valentina Lisitsa)のメジャー・デビュー・アルバム『ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』がデジタル配信先行でリリース。6月27日よりiTunesストアで配信スタートしています!
日本では
ヒラリー・ハーンの伴奏者として知られるリシッツァはウクライナ出身。3歳からピアノをはじめ、キエフ音楽院に進学後、本格的に音楽に取り組むようになります。1991年、2台ピアノのコンクールで最高峰と言われるマレイ・ドラノフ国際2台ピアノ・コンクールで優勝。当時の相手は、現在の夫アレクセイ・クズネツォフでした。その後アメリカに移住し、現在は世界各地のコンサート・ホールで演奏活動を行なっています。
そんな彼女の名を世界に知らしめることになったのがYouTube。みずからYouTubeにアップした映像は、すでに世界中で4300万ビューを記録し、日本でも380万ビューという数字を叩き出しています。
そしてついにDECCAと契約。2012年6月19日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでメジャー・デビュー・リサイタルが行なわれました。その演奏を収録した当アルバムは、
ショパン、
リスト、
ラフマニノフといったピアノを知り尽くした作曲家たちの技巧的な作品から、「エリーゼのために」などのしっとりとした曲まで、リシッツァの魅力を堪能するにふさわしい曲ばかりが集められています。
iTunesストアでの配信先行発売で、最後の「魔王」は配信限定ボーナス・トラック。また、購入者にはデジタル・ブックレット(日本語なし)もついているとのことです。
※デジタル配信リリース
(iTunesストアでの配信先行発売)
ヴァレンティーナ・リシッツァ
『ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール』
[収録曲]
01. ラフマニノフ:10の前奏曲op.23〜第5番ト短調
02. ベートーヴェン:バガテル イ短調WoO.59「エリーゼのために」
03. リスト:パガニーニによる大練習曲S141〜第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
04. ラフマニノフ:13の前奏曲op.32〜第5番ト長調 Moderato
05. ショパン:3つの夜想曲op.9〜第2番 変ホ長調
06. スクリャービン:2つの詩曲op.32〜第1番 嬰ヘ長調
07. スクリャービン:2つの詩曲op.32〜第2番ニ長調
08. ラフマニノフ:13の前奏曲op.32〜第12番 嬰ト短調 Allegro
09. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調op.27-2「月光」
10. ラフマニノフ:13の前奏曲op.32〜第10番ロ短調 Lento
11. ショパン:3つの夜想曲op.9〜夜想曲第13番ハ短調op.48-1
12. リスト:3つの演奏会用練習曲S144〜第3番 変ニ長調「ため息」
13. スクリャービン:8つの練習曲op.42〜第3番 嬰ヘ短調
14. リスト:愛の夢 第3番 変ニ長調S541 No.3
15. ラフマニノフ:練習曲集『音の絵』op.39〜第6番イ短調
16. ショパン:夜想曲 第8番 変ニ長調op.27-2
17. シューベルト(リスト編):「魔王」S558 No.4
[録音]
2012年6月19日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール