今週末の4月25日(土)には監督最新作『Mommy/マミー』が日本公開、来月よりフランスで開催される〈第68回カンヌ国際映画祭〉では審査員に史上最年少で抜擢されるなど、熱い注目を浴びる
グザヴィエ・ドラン。監督としてだけでなく、俳優としても評価の高い彼が「これは僕だ。僕に演じさせてほしい」と出演を熱望したという作品、『エレファント・ソング』(6月6日公開)のメイン・ビジュアルがこのたび解禁。
主人公“マイケル”が精神病棟で一人佇むバックショットのティーザー・ビジュアルから一転、名優
ブルース・グリーンウッドとの緊張感あふれる会話シーンと、子ども時代のマイケルが置かれた華やかなパーティのシーンとの対比が“何か”を予感させる、印象的なビジュアルとなっています。
――ある日、一人の精神科医が失踪した。手がかりを知るのは、彼の患者であるマイケルという青年だけ。院長のグリーンはマイケルから事情を聞こうとするが、ゾウやオペラについての無駄話で、話をそらすばかり。「母を殺した」「ローレンス医師から性的虐待を受けていた」など、嘘か本当かわからないようなことをほのめかし、グリーンを巧妙な罠に取り込んでいく――。
人々を翻弄しつつも、痛々しいまでに愛を求める青年“マイケル”をグザヴィエ・ドランが熱演。ブルース・グリーンウッド(『スター・トレック』)や
キャサリン・キーナー(『カポーティ』)など実力派俳優と共に緊張感あふれる会話劇を展開、俳優としての底力を見せつけています。
(C)Sebastien Raymond
■『エレファント・ソング』
2015年6月6日(土)より、新宿武蔵野館、渋谷アップリンクほか全国順次公開
監督: シャルル・ビナメ
脚本: ニコラス・ビヨン
撮影: ピエール・ギル
編集: ドミニク・フォルタン
出演: グザヴィエ・ドラン / ブルース・グリーンウッド / キャサリン・キーナー / キャリー=アン・モス / ガイ・ネイコルム・フィオールドン ほか