世の中に一大ブームを起こしたアニメ『らき☆すた』を手がけたスタッフ、
山本 寛(アニメーション監督)、待田堂子(脚本・構成)、
神前 暁(
MONACA、音楽)らが再び集結したオリジナル・アニメ! 東北を舞台に、7人のアイドルを目指す少女たちの青春群像劇が描かれるという新作『Wake Up,Girls!』の製作が決定(現在のところ、展開メディアや時期などは未定)。さらに、メイン・キャラクター&主題歌をつとめる声優・アーティストをオーディションから選ぶことも明らかとなり、製作スタッフを迎えた記者発表が行なわれました。
記者発表の会場には、山本 寛、待田堂子、神前 暁(MONACA)、スペシャル・サポーターとして
加藤英美里、
福原香織が登場。今回の『Wake Up,Girls!』について山本は「(このアニメの構想は)1年以上暖めてきたもので、最初は待田さんと何かオリジナル・アニメを企画したいと思っていました。考えてみると、このアイドル戦国時代に、アイドル・アニメも多々やっている中、なぜ、自分に声がかからないのかと思っていました。だったら自分で作ろうと考えました。さらに、東北での震災が起こったことについて、自分に何かできないか、それに自分が東北を元気にさせることが出来ないかと、アイドルと震災復興を結びつけたこのアニメを考えました」と、企画意図を説明。
さらに、オーディションを行なうことについては、「『Wake Up,Girls!』のメインキャストは7人ですかね……人数が変わるかも。キャスティングに関しては有名な声優を起用しようかとも悩んだんですが、僕の持論としてアイドルは物語なんですよ。最初は上手くいかなくてもブレイクしていく、そんな物語を与えてくれるからこそ、アイドルは物語なんです。そんなアイドルの物語がアニメの物語性とドッキングできるのではないかと思いました。そこで考えたのが、声優の方も、まったく無名の方を採用しゼロから物語をスタートさせてもらうということです。声優もアニメと刺激し合っていきたいと考えました。もちろん賭けの部分もあります」(山本)とのこと。
脚本の待田からは、「震災後も自分もエンタテインメントとに携わっているものとして何か出来ないかと考えていましたと。その時に監督からお話を伺いのその考えに共感しました」「決まっていくキャストによって、キャラクターの個性なども付け加えていければ。どんな方が来るのか分かりませんが、アニメはパートパートでそれぞれに必ず役割があります。一生懸命でやる気があり、熱意がある方と一緒に働きたいです」、そして神前からは、「アイドルソングは上手ければいいというものじゃない、人をひきつけることが大事。上手いという方より、人をひきつける魅力を持った原石の方と出会いたい。自分の好みで言えば、歌い方のニュアンスでキュンとくる人が僕は好きです。歌に自信がないという方も挑戦してください」とオーディションにかける期待が語られました。
製作陣の話が終わったところで、『Super a-hour DIVEII you』の収録を終えたばかりの加藤英美里、福原香織へ。収録には山本、待田、神前も出演、「『らき☆すた』以来、5人でそろったのが5年ぶりなのでオトナになったねーという話をしました」と再会を喜んでいました。
さらに、今後自分たちの後輩になる、オーディションを受ける子に向けて、「皆さん、声優に興味がある方や、アイドルにあこがれるなどもいると思いますが、声優の仕事もアフレコ、歌唱、記者会見などありまして、その何でも出来ることが声優の魅力ですので、出来るかなと不安になるより、まずは気軽に参加していただければ」(加藤)、「今後は先輩として新しい子が入りやすい空気つくりをしたいですし、その子たちを見て、自分も勉強したいし、新人の子も私たちを見て勉強出来るように頑張ります」(福原)とアドバイスを送る反面、「私たちもスペシャル・サポーターとしてドンドン宣伝をしたりもしますし、宜しければ出演なんかもしたいなー」と、自分たちも『Wake Up,Girls!』に出演させるようにラジオ収録中にオネダリしたことも明かしました!