4年目を迎える野外フェス<WORLD HAPPINESS 2011>が、8月7日(日)東京は新木場・夢の島陸上競技場で開催されました!
オープニングの
OKAMOTO'Sから
YMOまで、大御所、若手が混じった緩急バランスのとれたアーティスト16組のパフォーマンスが、7時間30分超に渡って繰り広げられた今回。ラストに出演したYMOは“NO NUKES / MORE TREES”と書かれた大きな旗を持ってステージへ。「反核 / 森林保護」と刻まれた揃いの黒い衣装に身を包んだYMO、静かにはじまった1曲目は、公演前から話題になっていた新曲「Fire Bird」。
この曲は、同フェスのシンボルとなった『火の鳥』をモチーフに、
坂本龍一と
高橋幸宏が共作した“復興への道”をテーマにした鎮魂曲。権藤知彦の吹く印象的なユーフォニウムの旋律の下に、ボレロを基調にしたリズムが遠くから近づいて来る壮大なシンフォニー!
時を遡ること2008年、この<WORLD HAPPINESS>をライヴ活動の中心にしはじめたYMO、活動再開の頃と比べるとラップトップではなく生演奏の割合が高くなり、ヴォーカル・ナンバーの演奏も増えた模様。今年は、3曲目の「Behind The Mask」から「体操」まで、5曲続けてヴォーカル・ナンバーという異例の多さに。
「千のナイフ」では、教授が再びあの旗を手にして、ゆっくりと前後左右に振る。そして、先日の<FUJI ROCK FESTIVAL'11>でも3万人のオーディンスを踊らせた実績を生かし、YMOの中でもダンス・オリエンテッドな曲2曲をメドレーで演奏するという初の試みも披露し、集まった16,000人を揺らす。
毎年YMOがトリをつとめている<WORLD HAPPINESS>、出演するアーティストにもYMOチルドレンは多く、この日は
高野 寛が「君に、胸キュン。―浮気なヴァカンス―」を、
サカナクションが冒頭に「東風」を演奏。
YUKIもオープニングに「テクノポリス」のフレーズ「TOKIOっ!」を歌い、レフト・ステージのトリをつとめた
TOWA TEIは、ラストにYMOもカヴァーした「デイ・トリッパー」をかけてYMOのステージに繋ぐなど、それぞれのYMO愛を表現。バックステージでは、
神聖かまってちゃんの生中継・動画サイトに、教授が乱入するという一幕も! なお、この日の公演模様は9月13日(火)19:00よりWOWOWにて放送予定です。
(Photo By 大木大輔 / OFFICE INTENZIO)