艷やかで、曇りガラスのように霞みがかかった“琥珀ヴォイス”の持ち主、岩手県久慈市出身のシンガー、
ゆげみわこのデビュー・アルバム
『こはくうたひ。』(CXCA-1299 税込2,000円)が7月26日にリリースされます。
オリジナルだけでなく、東北や奄美の民謡、
宮沢賢治が作詞・作曲した歌、
三橋美智也のカヴァーまで、ユニークなプログラムによる一枚。東北に根ざした土着的歌唱と、新たな民謡の発展形とも言える表現で、他のどこにもない世界を創出しています。その向こうにアテルイ、安倍貞任、藤原秀衡、九戸政実、棟方志功、土門拳……東北の先人たちが愉快そうにほくそ笑む、悪戯っぽい好顔が垣間見えるよう。
「ゆげみわこが歌うと、〈海になりたい〉などのオリジナルは勿論のこと、民謡も、そして洋、邦のカヴァーも、全くの別物となって言霊が寄り添い“魂”(ソウル)が入る。今時珍しい魂語りの稀有なシンガーだと思う。艷やかで、曇りグラスのように霞みがかかった“琥珀ヴォイス”。その固有の声とナチュラルなコブシ回しは唯一無二だと確信している」(Hideki Masubuchi / 増渕英紀) まさにブルースを纏った“和”な異才、ゆげみわこ。注目の存在です!